もう一つの Field Note    
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24 Feb 2008   11:58:33 pm
デジタル写真 その4

 銀塩フィルムの時代には、フィルム1本撮り切るのに躊躇があった。36枚撮りだと、現像がいつになるか分からないので、経済効率も考えて、24枚撮りを使った。それでもフィルム代・現像代・プリント代で2,000円ほどかかった。中学・高校時代、その2,000円は痛かった。そんな貧乏性の癖が抜けきらずにいた。それが、一気に開放された気分になった。
 プロが50枚シャッターを切るなら、アマチュアは100枚、200枚撮らなければと実感していた。それが実現できることを歓んだ。そんな時に更に写真に対する考えを変化させる出会いがあった。イタリア人のカメラマン、ルチアーノだ。彼に珍しい蝶の写真を見せた。しかし、彼には蝶の知識は全く無い。反応は冷ややかだった。蝶マニアなら、うわっ、凄いと言って貰えたことだろう。そのことが、火に油を注いだ。彼を唸らせる写真を撮ってやるっ!写っている対象物の希少性だけではなく、1枚の写真として観賞に耐えうる写真を撮りたいと思い始めた。
 それまでの写真は対象物を画面一杯に、そしてそれにピンが合っていれば、そこそこ満足していた。でもFieldが撮っていたのは、商品写真・カタログ写真の類だった。そこから脱却すべく撮りまくった。そしてすぐに同じ写真を何枚も撮ることに意味がないと気付き、設定を変え、アングルを変えながら撮るようになった。いつしか蝶の生態を記録する為の“手段”としての写真撮影だったのに、撮影そのものが“目的”に変わっていった。
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08 Feb 2008   02:10:42 am
デジタル写真 その2

 もともとFieldは、高校生の時にMINOLTAカメラと出会い、以後SRT-101という機種を使い続けていた。それまでは2眼レフのマミヤプレスという新聞記者などが使うごついのを使っていたので、α101はとても軽く操作性に優れたカメラだと感じていた。そして後にFieldは、α7というカメラを買うのだが、ミノルタは試験的に“7”の付く機種を市場に試験投入する戦略を持っていると感じていた。これが評判良ければ、下位機種の“5”上位機種の“9”そして、初心者向けの廉価版“3”の付く機種を投入していた。従って“7”の付く機種は意欲的な技術投入を行い、コストパフォーマンスも高かったように思う。
 それで、FieldはMINOLAから“7”の付くデジカメが発売されるのをじっと待っていた。MINOLAは早くからデジタル市場に積極的だったと思う。実際一眼デジを早々に市場に送り込んできた。しかし、“7”の付く機種ではなかった。ところが“7”が付く代わりにレンズ付きでセット販売を始めたのだ。詳細を書くときりがないのだが、簡単に言うとフィルムメーカーのFujiの戦略に踊らされ、MINOLTAはレンズの不良在庫を大量に抱えていた。それをデジタルカメラとセット販売することで、一気に解消しようと狙ったフシがある。これがMINOLTAの大きな蹴躓きの始まりになった。
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06 Feb 2008   01:04:26 am
デジタル写真 その1

 正確に数えたことは無いが、おそらく私の部屋には数千頭の標本が眠っていると思う。最近になって、その蝶の標本写真を撮り始めた。
 古い物では1965年頃からの標本を保存しているのだが、当時は技術も知識もなく、展翅板でさえ手作りで、見よう見まねで作ったものだから体裁が悪かったり、傷があったり、また経年による色褪せもあったりで、皆様にお披露目することも恥ずかしいものもあるが、ラベルを見ると当時のことが思い出され、1頭1頭全てが私にとっては想い出の品でもある。しかし、このまま眠らせては単なる自己満足でしかなく、何とかこの貴重かつ膨大な資料を役にたたせたいと思ったのだ。
 過去にも幾度か標本写真を撮ったことはあった。しかし、例えば24枚撮のフィルムを買って、現像プリントすると2,000円以上の費用がかかり、とても続けられる事ではなかった。
 今から10数年前にデジカメというものを20万ほどで買った。当時は未だデジカメが出始めの頃で、解像度は60万画素程度、色も悪く、とても高いオモチャだった。数年後にFujiから出た300万画素のデジカメを買った。10万円ほどしたが、色も格段に良く可能性を感じさせる物ではあったが、接写をするとどこにピンが合うか見当もつかず、またフレームと実像の差に悩まされた。(つづく…写真は2008.01.20十勝川)
 
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