もう一つの Field Note    
Mar 2009 4月 2009 May 2009
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   
welcome to Field
カテゴリー
in door [73]
others [9]
リーセント
半年…それって無いよね
曲がり角
悲しい事故
同病?
えーっと、いつぶり?
がんばれモンシロチョウ
参ったね〜
やばい!!
ハチドリのひとしずく
標本
アーカイブ
8月 2009[2]
7月 2009[4]
4月 2009[8]
12月 2008[6]
11月 2008[6]
10月 2008[5]
9月 2008[10]
6月 2008[4]
5月 2008[7]
3月 2008[12]
2月 2008[12]
1月 2008[7]
ユーザーリスト
field[83]
検索
15 Apr 2009   12:04:21 am
アジアの最低国
 先日、NHKで台湾の話を放映していた。最初から見るつもりでTVをつけた訳でもなく、ただ画面に見覚えのある景色が映し出されていたので、見入ってしまったのだ。
 番組の趣旨は、欧米諸国が次々と弱小国を植民地化する中で日本も驚異を感じはじめる。それに対抗するには日本自らも植民地を持ち、日本もまた世界の一等国であると主張する必要があるという政治戦略をとった。そして満州・台湾を統治下に治めた。台湾を治めた日本人は台湾の人々を激しく差別し。他国がやったのを真似て、台湾の原住民を“人間動物園”の見せ物としてヨーロッパへ連れて行った…
 台湾に思い入れのある、そして友人を持つFieldにとっては目を被いたくなる内容だった。うすうす分かってはいたが、そこまでひどいことを日本が台湾に対して行っていたとの自覚はなかった。

 初めて台湾を訪れる前に、ネットで台湾のことを調べまくった。まず驚いたのは台湾の方々が、日本に対してかなり高い好感度を持っているということだった。70%を超える人々が日本に好意を持ち、友好国と感じてるらしい。この数字は驚異的と言っても良いのではないかと感じていた。でも何故?占領された人々は、通常占領した民族に対して憎悪の感情を持って当たり前ではないかとFieldは思っていたので、とても不思議な気がした。
 最初に台湾を訪れた時、親しくなった侯さんに、このことを思い切って聞いてみた。すると“日本はしっこたれだと感じていたが、中国はうんこたれだと思った。”という表現で答えてくれたが、真意のほどは分からない。

 2度目に台湾を訪れた時、侯さんと移動中に、ある大きな通りを通過した。すると“この通りはルーズベルト通りと呼ばれている”と教えてもらった。更にマッカーサー通りもあると教えて貰って、Fieldは混乱した。日本が台湾を統治するきっかけは、日清戦争により中国が日本に台湾統治権を移譲したと聞いている。ところが第2次世界大戦で日本が敗れ、統治権は中国に戻された。その立役者であった、ルーズベルトとマッカーサーの功績を讃えて付けられた名前であろう。だとしたら、何故日本は憎まれていないのか?ますます混乱をした。

 そこでFieldは、宿泊先の山水閣のフロントの方々と話し合った。日本のことをどう思ってるの?との質問に“日本大好き!”との返事。たまたまフロントに居合わせた台湾の青年も巻き込んで色々な話をしたが、結局は日本の文化、とりわけ音楽・ファッション・コミック…にとても興味があり、日本が好きだという。何だろう?とても違和感を感じたので、ここでも思い切って訪ねてみた。“日本が台湾を植民地にした時代があったでしょう?”すると驚いたことに…というか、逆に彼等が驚いていた。そんな事はないと言うのである。ただ、“日本が統治していた時代はある。”そう彼等は言った。

 今回のTV放映を見て、Fieldはネットで検索を重ねた。“台湾では政治的立場や、歴史認識に対する観点の相違などによって、日本統治時代をそれぞれ日本時代、日治時代、日據時代、日本統治時期あるいは日本殖民時期と呼称しているが、日據時代と表記する場合については日本統治時代に対し批判的な意味合いがある。“との表記を見つけた。

 おそらく、台湾の歴史教育の中で、日本が台湾を植民地化しようとした事実を政治的配慮の中で伏せられているのではないか?とFieldは感じた。
 日本は台湾に対して、欧米諸国が植民地に対して施行したような本国とは別の法律を発しなかった。それは、台湾をあくまでも植民地とするのではなく、日本化しようとした結果だと思う。つまり、日本が望んだのは、台湾の人々全てを日本人にしたかったのではないかと推察する。だから台湾の人々に日本語教育をしたし、法律・憲法も日本のものをそのままを適用しようとした。というのも前例がある。日本は、かつての琉球王国を統治し、最終的には今沖縄県となっている。台湾もゆくゆくはそうしたかったんじゃないかと思った。

 日本統治時代、直接日本人と拘わった台湾の方々は、特に台湾のエリート的な存在の方々は差別を受け、強い嫌悪を感じたが、そうでなかった台湾の方々は、次々と鉄路・学校・寺院・病院などのインフラ整備をした日本人に敵意は持たなかった…そういうことなんだろと思った。
 最初に台湾を訪れた時に出会った台湾の少年を思い出す。私という日本人との出会いを本当に喜んでくれた。遠く離れたところから“さよなら〜っ!”と大きな声で叫び続けてくれた。そして、それに私も感動した。

 時に政府は政治的配慮から、真実を伏せ、また逆にちょっとしたことでも大袈裟にアナウンスする。何が本当で何が嘘かは、Fieldにも分からない。しかし、この番組を放映したNHKは評価したい。何故なら、NHKは台湾でも多くの人々が見ているチャンネルの1つであることを承知した上で番組を作成した訳だから。そして、Field自身も日本を擁護したいとか、正当化したいという気持ちはない。おそらくは多くの台湾の方々を差別し苦しめたであろう事は想像できるし、一人の日本人として、とても申し訳なく思う。過去を水に流して…という気落ちも全く無いが、過去の過ちを繰り返さないことを誓って、今後も台湾の方々と友好を深められたらと思う気持ちでいっぱいだ。
カテゴリー : in door |
 
ページ: 1
Powered by myBloggie 2.1.4