ヒメウラナミジャノメ


ヒメウラナミジャノメ
Ypthima argus Bulter
(ジャノメチョウ科)


                              
2002.6. 音更町長流枝内

分 布:北海道、本州・四国・九州
成虫の発生:年2回6月上旬・8月中旬ころ発生
越冬態:幼虫
食 草:スズメノカタビラ・オーチャードなどイネ科・カヤツリグサ科

 北海道では年1回発生と記載されている本があるが、ほとんどの年で2回の発生が見られる。小型のジャノメチョウで、ヒョンヒョンヒョンという感じで跳ねながら植物にからむように飛び、広い空間を自由に飛び回ることはない。北海道と本州に同じ種類のチョウが生息するとき、本州産の方が大型であるのが普通であるが、1999年7月奈良市で採集した個体(複数)は、北海道産よりさらに一回り小型であった。

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