Clossiana iphigenia Graeser
(タテハチョウ科)
カラフトヒョウモン
Clossiana thore Hubner
(タテハチョウ科)
ホソバヒョウモン (ヒメカラフトヒョウモン)
北海道 丸瀬布町
Jul 20 1986 ♂表(×1.33)
北海道 北見市
Jul 30 1985 
♂表(×1.33)
北海道 丸瀬布町
Jul 20 1986 ♂裏(×1.33)
北海道 北見市
Jul 30 1985 
♂裏(×1.33)
北海道 音更町
Jun 12 1983 ♀表(×1.33)
北海道 北見市
Jun 30 1985 ♀表(×1.33)
北海道 音更町
Jun 12 1983 ♀裏(×1.33)
北海道 北見市
Jun 30 1985 ♀裏(×1.33)

 両種とも北海道の特産種で、食草が同じであることから発生地も重複し混棲することが多い。しかし、カラフトヒョウモンの方が発生が早く、ホソバヒョウモンは2週間ほど遅れる。
 翅表はカラフトヒョウモンよりホソバヒョウモンの方が黒斑が発達し大きい。翅裏はホソバヒョウモンの方が地色が濃い。前後翅表外縁に並ぶ黒斑は、カラフトヒョウモンではクサビ型である。後翅裏の外縁にはカラフトヒョウモンでは明瞭な三角形の白斑が並ぶが、ホソバヒョウモンでは淡紫で四角または潰れたハート型であり、さほど鮮明ではない。