エゾシロチョウ


エゾシロチョウ
Aporia crataegi adherbal Fruhstorfer
(シロチョウ科)



●分 布:北海道特産種
●成虫の発生:年1回6月初旬ころ
●越冬態:幼虫
● 食 草:バラ科のエゾノコリンゴズミエゾヤマザクラ・ボケなど

 帯広市内の庭木に大発生して新聞などのニュースで取り上げられることがある。幼虫は集団性が強くかなりの大きな木を一本丸裸にすることもしばしばある。
  私が子どものころは、街中で見かけることはほとんどなかったのだが、どうしてだろう?近似種にミヤマシロチョウという種類がいるが、こちらは本州中部のみに生息する高山蝶でエゾシロチョウとの関係も興味深い。
  そういえば富士山に登ったとき“どんな珍しいチョウがいるのだろう”と期待していたら、山頂には北海道の低地にいそうな種類ばかりが飛んでいてがっかりしたことを思い出した。

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