トラフシジミ


トラフシジミ
Rapala arata BREMER
(シジミチョウ科)


                                      
音更町 昭和

●分 布:北海道・本州・四国・九州
●成虫の発生:年2回5月中旬・7月中旬ころ発生
●越冬態:蛹
●食 草:トチノキ・キハダ・ミズキ・シナノキ

 会いたくて会える蝶ではない。年に幾度か偶然に出会うことのできる蝶なのだ。食草の限られた蝶はその食草を見つけ、その周りを観察していれば出会うチャンスはあるものだが、この蝶は食草が上記以外にもまだ多く存在しているようで、神出鬼没なのである。東京近郊ではハルジョオンに吸密に来ていたり、北海道ではオオイチモンジと一緒に吸水していたり、農家の垣根のイボタで吸密していたり、いつも思わぬ ところで出くわす。また、大抵の蝶は羽の裏面より表面の方がきれいだと思われがちなのだが、この蝶は裏面 の白とオレンジの模様がきれいで、均一に紫色の表面よりずっと魅力的である。

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