リンゴシジミ


リンゴシジミ
Strymonidia pruni Linnaeus
(シジミチョウ科)


                            撮影地/2002.6.20 音更町

●分 布:北海道
●越冬態:卵
●成虫の発生:年1回6月中旬〜7月初旬
●食 草:エゾノウワミズザクラ・シウリザクラ・スモモ・ウメ・ボケ

 種名pruniは食草の属名“prunus”からきているが、和名のリンゴは、意味不明で、幼虫がリンゴの木から発見されたことはない。主な食樹はエゾノウワミズザクラで、この木は河川敷に多い。夕方この木の樹上で活発に飛翔するのを観察することが出来る。非常に残念なことに、河川敷の改修が進み、この蝶の生息域は急速に激減している。北海道のしかも道東にしかいないこの蝶を、何とか守ってあげたいと願っています。

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