ミズイロオナガシジミ


ミズイロオナガシジミ
Antigius attilia BREMER
(シジミチョウ科)


                           撮影/2003.7.19 音更町 

●分 布:北海道、本州・九州、四国
●成虫の発生:年1回7月初旬ころ発生
●越冬態:卵  ●食 草:ブナ科のコナラ・ミズナラ・カシワ

 やや暗い林の中で、木の葉の上や下草に静止している姿を見かけますが、花を訪れたり、活発に飛び回ったりする姿はほとんど見かけません。裏面 の模様は個体差が激しく、黒い帯の幅は別種かと思えるほど広いものがいます。図鑑等によれば帯の細いものが標準形のようですが、子どもの頃、この帯の幅の広いものばかりが採れ、不思議に思ったことがあります。私の知る限り、帯広市の近郊では帯の広いもののほうが多く生息しているように思えます。

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