アサギマダラ


アサギマダラ
Parantica sita Kollar
(マダラチョウ科)


                                 2004.9.4 
中札内

分 布:北海道・本州・四国・九州・南西諸島
成虫の発生:本州中部以北で年2〜3回、暖地では周年発生
食 草:北海道ではガガイモ科のイケマと思われる

 北海道では道南を除き、極めて希な迷蝶。十勝でも数年に一度のペースで目撃されている。1967年8月に富士山富士宮口2合目付近で、ヒヨドリバナにこの蝶を見つけた。ノイバラの棘が足に刺さるのにもかかわらず、そっと近づいたが逃げられてしまった。その時のアサギマダラは垂直に、高く高く飛んだ。私は、蝶が見えなくなるまで青い空をうらめしく見つめていた。それがこの蝶との最初の出会いだった。あれから36年後、初めて沖縄でこの蝶の撮影が出来た。 そして2004年6月北海道の中札内村でこの蝶を発見。更に同年9月、同地にて6月に発見した個体の子孫と思われる個体の撮影に成功した。

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