ウスバキチョウ


ウスバキチョウ
Parnassius eversmanni Menetries
(アゲハチョウ科)


                              
2003.6.22 大雪山黒岳

●分 布:北海道特産種(国指定の天然記念物)
●成虫の発生:年1回6月中旬〜8月中旬
●越冬態:卵・蛹(1回の発生に2度の越冬が必要)
●食 草:コマクサ

 この蝶と初めて出会ったのは、今から10数年前(1980年代後半)大雪山赤岳だった。他のパルナシウス族(ウスバシロチョウ・ヒメウスバシロチョウ)のように、フワフワと飛ぶものとばかり思っていたが、その精悍な飛びっぷりに、ただ見とれるばかりだった。その後この蝶に会いたくて、幾度も大雪山に出掛け飛ぶ姿は見ていたのだが、ロープで仕切られた狭い登山道の近くに止まってくれることもなく、写 真を撮るまでには至らなかったが、今回天候、時期共にドンピシャで撮影に成功した。

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