ヒメギフチョウ


ヒメギフチョウ
Luehdorfia puziloi yessoensis Rothschild
(アゲハチョウ科)


撮影/旭川市カムイコタン

●分 布:北海道 ・本州
●成虫の発生:年1回4月下旬〜5月下旬
●越冬態:蛹
●食 草:オクエゾサイシン

 “春の女神”の愛称をもつこの蝶は、半年の長い雪の季節が終わり、北海道にやっと訪れた春を祝福するのにふさわしい容姿で、ましてや美しいカタクリの花を訪れている時の姿は“女神”と言う名が決して大げさではないことを納得させてくれます。北海道の蝶屋たちは、毎年この蝶を詣でることから一年が始まるのです。

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